7050シリーズに新モデルが追加されました
2011年の12月にAristaから新しい 1U box がリリースされました。
7050T (UTP) モデル
まずインタフェイスを 10G-T (UTP) とする7050T シリーズとして下記の2モデルが追加されました。
7050T-64 : 48x 100M/1G/10G (UTP) + 4x40G (QSFP+)
7050T-52 : 48x 100M/1G/10G (UTP) + 4x10G (SFP+)
注目すべきはこのタイミングで Arista が再び 10G-T 製品を追加したことです。7050シリーズはもともと SFP+ をベースとする 7050S シリーズ(7050S-64は uplink が 40G QSFP+)からスタートしましたが、これの Copper 版を追加したことになります。
Arista は 7100 シリーズの時から 7100-T として UTP 版をラインナップしており、2009年1月に私が取材した時もPC(サーバ含む)の標準インタフェイスが 10G-T になるタイミングをずっと注視してきました。
なかなか10G-T が普及しない状況が続いたこともあり、多くの人は 10G といえば光インタフェイスしか相手にしない雰囲気を私も感じていましたが、2011年7月に Intel が 10G クロスバーチップベンダーである Fulcrum Microsystems を買収したことにより、一気に 10G-T 標準化の日が近づきました。マルチコアからメニーコアへと進むハイエンド CPU の主戦場はもはや計算速度ではなく I/O です。Intel にとって10G標準化がどれほど重要か考えてみて下さい。そして 10G がオンボードNICになれば、その日からもう誰も1Gスイッチは買わなくなるのです。Arista はその日がくるのをひたすら待っているわけです。
7050Q (QSFP+) モデル
次にインタフェイスを 40G である QSFP+ に絞った 7050Q-16 が出ました。ラックトップが10G、uplink が 40G になる以上、その上層を構成するスイッチが必要ですからこれは実に真っ当な製品展開です。
40G 多ポートでbox 型というと他になにがあるでしょう。
- Force-10 Z9000 : 32 x QSFP+, 2U
- Mellanox SX1036 : 36 x QSFP, 1U
- IBM RackSwitch G8316 : 16 x QSFP+, 1U
他の同様製品の情報があればぜひ一報下さい。